医療事務に向いている人
病気になって病院へ行きすぐに診察室へ行く人なんていませんよね?まずは受付へ行くのが通常です。受付に立つのは医師でも看護師でもありません。医療事務といった役目や仕事はいわば病院の重要な顔!医師や看護師よりも先に患者さんに会うのでありますから病院のイメージが受付で決まってしまうと言ってもいいぐらいでありましょう。そのため病院では医療事務員にマナーの研修を実施するところもあります。病院にくる患者さんは不調の為にイライラしている可能性があります。初診の方は何科にかかったらいいのか分からずにオロオロする可能性があります。そのような時にどんな対応ができるかで患者さんの病院に対する見方も変わってくるでありましょう。いくら正確に役目や仕事がこなせても冷たい態度や無愛想な返答をするような受付は患者さんにも病院にとっても迷惑です。誠意のある態度やしぐさは患者さんやその家族に必ず伝わるものであります。病気を治すのは医療事務の役目や仕事ではありません。けれどもしかし診察行為はできなくても具合が悪そうなら座れるところへ案内する看護師に伝える車いすを提供する・・・など自分にできるこというものは何かが分かる人。こういうようなちょっとした心遣いができる人が医療事務に向いているといえるでありましょう。診察が終わった後に患者さんから『ありがとう』の言葉と笑顔をもらえるとまた頑張ろうといった気になれますします。そして医療事務といった役目や仕事のやりがいを一番感じることのできる一瞬でありましょう。
調剤薬局の医療事務
昔は病院で薬をもらう『院内処方』が当たり前の時代でした。けれどもしかし現時点は病院で待っていなくても自分の家の近くの薬局で受けとれる『院外処方』といったやり方や方法をとりいれている病院が多くなりました。院外処方の場合において病院で支払うのは診察代検査料などの処置料に加え処方せん料といったのを支払います。そうして薬をもらう薬局で調剤基本料調剤料独自の指導管理料などを支払うのであります。薬局での会計も病院と同じく点数による計算やり方や方法になります。ですからここでも医療事務が必要になってきます。薬局での医療事務を『調剤事務』といい調剤報酬事務の役目や仕事が主となります。もちろんレセプト制作・作成や受付などもこなします。けれども薬に対するノウハウや知識を求められることが多いようです。たとえば小さい子供に大人と同じ分量の薬が出されるようなことがあっては問題です。調剤事務はこうやって医師からの処方せんに不自然な点があれば薬剤師に報告をするといったポイント重要な役割を任されているのであります。薬の処方が院内処方から院外処方へ変わってきたことにより全国には調剤薬局が増加しているようです。これにより医療事務を必要する調剤薬局は多くなっています。医療事務で働きたい人には就職の窓口が広がります。ですから良い傾向にあるといってよいでありましょう。もちろん調剤報酬事務の資格もさまざまな講座や教室でとることができるでしょう。専門的な診療科だけではありません。あらゆる病気に関するノウハウや知識が得られるといったのも魅力的です。
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